第19話「伝説の槍」の補足です。
サーラのことです。
19話の展開に疑問をお持ちの方は、お読みくださればと思います。
サーラのことを好きだと仰ってくださった方の中には、
疑問を持たれる方もいる展開かもしれない……と思って、少し理由を書いてみます。
途中でPCが離脱する、というのはルール上も設定されてなかったことでもあるし、
今までなかったことでもあるし。
キャラクターの内面的なことやストーリー的なことを
書き手が説明するのは野暮かなあと(人様のを見るのは、ほほー!って思えるので好きです)
思うので、書くかどうかかなり迷ったのですけど……
順番に見てくださってる方はご存知だと思いますが、
16話「黄昏の人狼」でフィリップが死亡しています。
サーラはフィリップと喧嘩仲間――というのは9話の「ケンカとマスコット」でついた設定です。
それ以降は「喧嘩するほど仲がいい」的な関係だった、のではないかな、と思っています。
フィリップが死亡したあと、次の依頼までには一ヶ月が開いたという設定にしていて(16話参照)、
他のメンバーはその期間でひとまず日常に帰ることができたようでした。
これまでのリプレイのように、サーラもそのように書くつもりだったんです。
17話「知識の護り手」で、サーラは仲間に話しかけられても無言のままなのですが、
記事を掲載する前の下書きの時点では、普通に台詞を書いていました。
「字の読み書きは両親に教えてもらった」という内容でした。
しかし、違和感がぬぐえず……
これまではルールに基づいて処理をしてきたので、
PCが仲間を失って傷ついても、次のシナリオリプレイでは乗り越えて、
また新しい冒険に向かっていたのですが、
そういうパターンをたくさん書いているうちに、
残される冒険者がもっといろいろな反応をしてもおかしくないのでは……?
という気持ちになってきてもいました。
それを踏まえて、サーラは本当はこの事態にどう反応するだろう? と考えなおして、
17話・18話・そして19話のようになっています。
サーラにあったかい言葉をくださった方、ありがとうございました。
この先のことはまだ考えていないのですが、
リプレイの続きにお付き合いくだされば幸いです。